Coffee Dig - No.1 スペシャルティコーヒーとは?【初心者向け】

どうもこんにちは、謎の新人です。いずれ正体が分かるかも?

今回は、そんなコーヒーニュービーの目線から【スペシャルティコーヒー】とは?を掘り下げてみます!

早速、本日のお品書きはこちら。

目次

  1.  スペシャルティコーヒー・シングルオリジンコーヒーとは?
  2. それらとコンビニコーヒーを比べてみよう、ちょいとネ
  3. コーヒーの評価基準、『コーヒーピラミッド』現る!
  4. コーヒーラベルの読み方を知らないのですが、何か?
  5. コーヒーの魅力、楽しみ方、津々浦々

     

     いきなり5つも項目がある!しかし臆せず、一つずつ確かめていきましょう。

    それでは!夢と冒険と!カフェインの世界へ!レッツゴー!

     

    1. スペシャルティコーヒー・シングルオリジンコーヒーとは?

    「コーヒーはよく飲むけどスペシャル……?とかは知らないなあ」と思ったそこの貴方。

    何を隠そう私もそうです。

    本項ではスペシャルティコーヒーとシングルオリジンコーヒーについて、簡単に解説させていただきます。

    それでは行ってみましょう。

     

    1.スペシャルティコーヒー?コーヒーの必殺技のこと?

    1.違います。『消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒー』が定義とされています。

    ……上記鍵括弧内は「一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会」、通称「SCAJ」のサイトより引用した一節となります。
    〇該当ページURL https://scaj.org/about/specialty-coffee

    URL先へアクセスすればそれはもういろいろと書いてあるわけですが、ここはひとつ、素人目線である私なりにかみ砕いた表現をしてみることにしましょう。

    一言でいうなれば、コーヒーという飲料物に対する作品的な捉え方、とでも言いましょうか。あくまで味わうのは私たち自身。でも、それを提供してくれる人や環境がある。それらを珈琲の味わいと包括して楽しむ。そんな素敵なスペシャルティ、みたいな。

     

    2.シングルオリジンコーヒー?コーヒーの強化形態のこと?

    2.違います。豆の生産地を国単位ではなく農園、品種などの狭い単位で括ったコーヒーを指します。

    要するに「私が作りました」ですね。道の駅で売ってる野菜なんかは類例になるかと。 

     

    「そもそも生産地の表記違いが何よ?北海道も沖縄も日本でしょうがよ」という御意見もごもっとも。しかしこれにはちゃんと理由がありまして。

    ここで一つ、例えてみましょう。

    某テレビ番組、アイドルが村を作ったり、畑耕すやつ。あの番組の一コーナーで野菜や精肉の生産者を調べている光景、ご覧になったことはありますでしょうか?

    あれこそがシングルオリジンコーヒーの長所、「追跡可能性に優れていること」そのものなのです。

    「産地:日本」では伊能忠敬だって目当てのコーヒーを飲むのに17年かかってしまいますところ、「産地:某県某市某町にて、何某何介が作りました」とでも書いてあればそんな時間をかける必要はないワケです。これには忠敬もビックリって寸法ですねえ。

    ……ちなみに、関係性としては「シングルオリジンコーヒースペシャルティコーヒー」が成り立つかと思います。参考までに。

     

    2.それらとコンビニコーヒーを比べてみよう、ちょいとネ

    コンビニコーヒー、店頭のコーヒーメーカーで淹れるやつですね。値段もお手軽、時間もかからず。しかし気になることもありますでしょう。

    そう、「どっちがどうすごいんだよ!コンビニコーヒーとスペシャルティコーヒーはさぁ!」……

    便宜上、シングルオリジンコーヒーはスペシャルティコーヒーに含む形で進行させていただいております。

     

    ……超大雑把に言うとコンビニは量(再現性)重視、スペシャルティは質重視。どちらが良し悪し、という話でもありません。

    昨今増え続けるコンビニコーヒーの需要はやはりその気軽さ。淹れたてコーヒーが安価で大体どこ行っても飲めて、しっかりと美味い。 

     対してスペシャルティコーヒーにも香り高さや味わい深さなど、先述した通りの利点があります。量産体制を整えているコンビニコーヒーには再現しきれない果実感やこれと決めた品種・銘柄を追い求める方にはスペシャルティコーヒーをお勧めする次第。

     

    こう列挙してみると、それぞれに異なる利点がありますね。みんな違ってみんないい。

    その時々の用途に合わせてご選択ください。

     

    3. コーヒーの評価基準、『コーヒーピラミッド』現る!

    さてスペシャルティだなんだと散々受け売りを発信させていただいている真っ最中なのですが、そもそもスペシャルティコーヒーという基準自体が何ぞや?という話にはまだ及んでいませんでした。軽く触れておきましょう、スペシャルティのスペシャルティたる所以を……

    ご覧いただいておりますこちらの三角形は「コーヒーピラミッド」と呼ばれるものです。これは先述にも少し出てきましたSCAJや、COEと呼ばれる年に1度行われるスペシャルティコーヒーの批評会における評点を基準としてコーヒーのランクを定めよう、という試みですね。

    コチラの表で言う評点80点以上がスペシャルティコーヒー、76-79点がプレミアムコーヒー、75点未満がコマーシャルコーヒーとされています。場合によってはさらに下、ローグレードコーヒーという分類が設けられていることもあるようです。

    このピラミッド内においては、スペシャルティコーヒーの中でもさらに分類の細分化が為されておりますが、それらすべてひっくるめてスペシャルティコーヒー、その中でさらにすごいやつに名を与える、というところですね。

     

    4.コーヒーラベルの読み方を知らないのですが、何か?

    これまでに説明した内容を含む諸々を参考にしてコーヒーを購入なさることでしょう。

    ではそれをどのようにして確認すればいいのか? そう、コーヒーラベルを読むのです。

    ……こんな感じのやつですね。色々書いてあって、どこをどう読めばいいのやら。それに提供場所によっては表記が違うこともあり得ますし。ここでは一例として、こんなことが書いてあるようなものなんだなという感じで受け止めていただきたい、下記の解説を。

    5.コーヒーの魅力、楽しみ方、津々浦々

    長々とお疲れさまでした。結局のところは皆様一人一人に合う楽しみ方があるはずです。本記事はそのヒントの一つ、知らないことがあればそれに触れていただけるきっかけとしていただければ幸いです。

    ちなみに私の場合、普段はコンビニコーヒーを常飲しつつ時折家族とスペシャルティコーヒーを楽しんでおります。 

    それでは失礼いたします……